『ピアノ・シティ・ミラノ2024』の開催を機会に5月18日土曜日ソルフェリーノ通り23番地のスペースで、『Weaving The Notes(調べを織りなす)』と題し3つのコンサートが開催されます。糸とテキスタイルを表現する手段として調べがシンフォニーという音楽に絡みあい、クラフトマン精神に声を与えます。
このイベントは、『デ・アミーチス・スクール』、『グリッファ&フィッリ』とのコラボレーションそして『スタインウェイ&サンズ』が参加して開催されます。
予定されているプログラム:
11時より―デ・アミーチス・スクールのピアノ科の学生たち
デ・アミーチス・スクールは、大人から若者まで異なる年齢を対象にクラシック、近代音楽、声楽をソロやグループ演奏のための学習プログラム。同校は、若者に対し教育、文化、市民感覚を授けることを目的に1923年に室率された学校の一部として成り立っている。
ウッラ・ゴメス&セルジョ・タットーニ
W.A.モーツァルト作曲
4手のためのピアノソナタKV.381ニ長調
1 アッレグロ -2アンダンテ
ウラディミール・ラウリア・ピンター
エリック・サティ作曲
ジムノペディ 第1番
マルコ・ヴァレリオ・アニェッロ
ジョージ・ガーシュウィン作曲
2つの調べのための即興曲
マッテオ・ザンデリーギ
ルードヴィッヒ・フォン・ベートーベン作曲
ピアノソナタ op.27 第2番 嬰ハ短調 『月光』
第1楽章 アダージョ・ソステヌート
セルジョ・タットーニ
クロード・ドビュッシー作曲
『ベルガマスク組曲』より『月の光』
ウッラ・ゴメス
フレデリック・ショパン作曲
ノクターン Op.9 第1番 変ロ短調
マルティーノ・パルミエリ
エツィオ・ボッソ作曲
エミリーズ・ルーム
フレデリック・ショパン作曲
ノクターン KK Iva 第16番 嬰ハ短調
14時より―ニコロ・カッタネオ(ソロピアノ・ジャズコンサート)
ニコロ・カッタネオ-ミラノ出身のピアニスト・オルガニスト。ボストン音楽院バークリー・カレッジをマグナ・クム・ラウデ(成績上位)で卒業。イタリアで多くのジャズミュージシャンとコラボでスタジオのみならずウンブリアジャズ、クルゾーネジャズ、ブルーノート・ミラノなどのフェスティバㇽに参加し音楽活動を行っている。エリオット・ジグムント、ヘクトロ・コスティータ、フランチェスコ・カフィーゾ、ポール・ジェフェリー、ファブリツィオ・ボッソ、マルコ・タンブリーに、ジョヴァンニ・アマート、マックス・イオナータ、ジジ・チファレッリ、ステファノ・バニョーニ、ディーノ・ベッティ・ヴァン・デル・ノート、マウロ・ネグリ、フランチェスコ・ベアルザッティ、ヴァルテル・カッローニ、二コラ・アンジェルッチ、ジャンニ・カッツォーラ、アイダ・クーパー他多数。アルバム収録も多数。
エンニオ・モリコーネ 作曲 『夕陽のギャングたち』
レスター・ヤング作曲『レスター・リープス・イン』
レノン&マッカートニー作曲『ノルウェイの森』
ビリー・ストレイホーン作曲 『Aトレインで行こう』
ニコロ・カッタネオ作曲『ブレーキ』
ホージー・カーマイケル作曲『ザ・ニアレス・オブ・ユー』
レノン&マッカートニー作曲 『エナジー・リグビー』
スミス&ニーバーグ作曲『アイム・コンフェッシン・ザット・ユーラヴ』
ニコロ・カッタネオ作曲『ディア・ハート』
18時より-ジェイ・チョウ&デュグ-ユン・キム
(4手の為のピアノコンサート)
ジェイ・チョウ:ソウル生まれ。ソウル芸術高校を卒業後、カナダに移住。マリエッタ・オルロフ、アントン・クウェルティらと共にトロント大学を卒業したが、室内音楽をレオナルド・フェニヴスに師事する。
続いてドイツのフライブルグ国立音楽大学のピアノで修士を取得、ロバート・レヴィンおよびティボル・サーツに師事した。
ケベックのオルフォード音楽祭、トロント王立音楽学校、ソウルの国立劇場、世宗文化センター、ミュンファ・音楽堂、チャンミュ国際音楽祭などで演奏した。
ソウル音楽学校ピアノ科で講師。プレステージの高い国際音楽コンクールで優勝。1997年からミラノで教鞭をとる傍ら。ラザール・バーマン、ファウスト・ザドラその他のソリストたちとコラボレーションで演奏活動を行っている。
現在、デ・アミーチス学校で講師を務める。
デュグ-ユン・キム:韓国出身のピアニストでドイツのフライブルグ国立音楽大学でティボル・ハザイに師事し、その後にアマデウス・ウィーバーシンケによる芸術プログラムを習得。さらにパリのアルフレッド・コルトー音楽学校に通い『上級演奏ディプロマ』を取得。
演奏家としての活動では、ルドルフ・マイスター、ペーター・フォイヒトヴァンガー、ウラジミール・クライニエフのマスタークラスのほか、ポール・バドゥラ=スコダ、ラザール・ベルマンのマスタークラスにも参加した。 わずか14歳にして初リサイタル、その後ヨーロッパの様々な都市でソロリサイタルを行っている。
重要な国際コンクールで受賞経験があり、イタリアの『ペスカーラ国際音楽コンクール』で一席に輝いた。フライブルグ音楽学校の他、バーゼルのショパン・インスティテュートで教鞭を執る。
クロード・ドビュッシー作曲
小組曲 小舟にて アンダンティーノ/ 行列 モデラート / メヌエット モデラート / バレエ アッレグロ ジュスト
フランツ・シューベルト作曲
4手のためのロンド イ長調 D951
アストル・ピアッツォラ作曲
ブエノスアイレスの四季:
ブエノスアイレスの春、ブエノスアイレスの夏、ブエノスアイレスの秋、ブエノスアイレスの冬
フランツ・リスト作曲
ハンガリー狂詩曲 第2番